スプレッドとはFXにおける基本的な用語ですが、FXを始めたばかりの方や、これからFXを始めようとしている方にとっては、あまり馴染みの無い言葉なので分からない方も多いかと思います。
そこで、ここではFXにおけるスプレッドの意味について解説したいと思います。
スプレッドの意味とは
FXにおけるスプレッドとは、「買値(ASK)と売値(BID)の差」のことを言います。
例えば、米ドルの為替レートが「1ドル=105.70~105.75円」と表示されていた場合、売値が105.70円、買値が105.75円となります。
スプレッドは、買値と売値の差ですから、「105.75円 - 105.70円 = 0.05円」、つまり5銭ということになります。
このスプレッドがあるので、米ドルを日本円で購入した直後に、米ドルを日本円で売却すると必ず損をすることになります。
買値と売値の差であるスプレッドは、FX会社への手数料と認識してください。
FX会社は、このスプレッドを主な収入源としているのです。
スプレッドはFX会社によって違う
スプレッドはFX会社に支払う手数料のようなものですが、スプレッドの広さはFX会社によって違います。
例えば、A社ではスプレッドが「3銭」であるのに対し、B社ではスプレッドが「2銭」といったように、会社によって違いがあります。
では、このスプレッドの差によって、どれくらいコストが変わってくるのか見てみましょう。
■1万通貨取引する場合
【A社】「(スプレッド)3銭」 × 「(取引通貨)1万」 = 「(コスト)300円」
【B社】「(スプレッド)2銭」 × 「(取引通貨)1万」 = 「(コスト)200円」
この場合、A社とB社でかかるコストの差は「300円 - 200円」で、100円ということになります。
たった100円しか変わらないのか、と思うかもしれませんが、ある程度FXに慣れてくると、レバレッジを引き上げて取引をするようになったり、月に何度も取引を繰り返したりするようになるのですが、そうなるとかかるコストの差が大きくなってきます。
その例を見てみましょう。
■200万通貨取引する場合
【A社】「(スプレッド)3銭」 × 「(取引通貨)200万」 = 「(コスト)6万円」
【B社】「(スプレッド)2銭」 × 「(取引通貨)200万」 = 「(コスト)4万円」
この場合、A社とB社でかかるコストの差は「6万円 - 4万円」で、2万円ということになります。
一見、スプレッドの差は僅かしかないように感じますが、頻繁に売買をしていくにつれ、取引コストに大きな違いが生じてきます。^
FXにおいてスプレッドは重要なポイントですので、しっかりと把握しておくようにしましょう。
スプレッドの小さいFX会社は?
スプレッドは、FX会社に支払う手数料であり、コストとなるので、初心者上級者問わず、スプレッドの小さいFX会社は人気があります。
GMOクリック証券
スプレッドの小さいFX会社として、定評があるのが「GMOクリック証券」です。
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続いて、スプレッドの小さい会社として評判が高いのが、「SBI FXトレード」です。
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