FXを始めたばかりの人は、「指値注文」と「逆指値注文」どっちがどっちなのか混乱してしまう人も多いかと思います。
そこで、今回は「指値注文」と「逆指値注文」について分かりやすく解説します。
指値注文と逆指値注文の意味
それではまず、「指値注文」と「逆指値注文」の意味について復習してみましょう。
指値注文
指値(さしね)注文は、レートを指定して売買注文を行う方法です。
例えば、
現在のレートが「1ドル=110円」だった場合、「1ドル=100円になったら買います」と買いの指値注文を出し、実際に相場が下降して「1ドル=100円」になった時に決済が行われます。
現在「1ドル=100円」で通貨を購入しました。
その後、「1ドル=115円になったら売ります」と売りの指値注文を出し、実際に相場が上昇して「1ドル=115円」になると決済が行われます。
すると、「115円-100円=15円」分の利益を得ることに成功です。
逆指値注文
では、逆指値注文とは何かと言うと、その名の通り指値注文の逆の方法で行う注文方法のことを言います。
逆指値注文は、自分にとって不利なレートで指値を入れます。
現在よりもレートが下がった場合に「売り」の指値注文、現在よりもレートが上がった場合に「買い」の指値注文を出します。
なぜこのようなことをするのかと言うと、相場の動きを100%予測することは不可能なので、これ以上の損失拡大を防いだり、最低限の利益を確保することを目的に行います。
指値注文と逆指値注文の違い
指値注文と逆指値注文の違いについてまとめると下記のようになります。
現在のレートより「下がったら買い」⇒指値注文
現在のレートより「上がったら買い」⇒逆指値注文
現在のレートより「上がったら売り」⇒指値注文
現在のレートより「下がったら売り」⇒逆指値注文
つまり、自分にとって有利になる(利益を得る)ための注文が「指値注文」で、自分にとって不利になる(損失を得るが拡大を防ぐ)ための注文が「逆指値注文」です。
この場合「指値」「逆指値」どっち?
では、この場合「指値注文」か「逆指値注文」どっちなのか、みなさん分かりますか?
現在のレートが「1ドル=100円」だとします。
Q1. 「1ドル=110円」になったら「売り」たい場合
Q2. 「1ドル=95円」になったら「売り」たい場合
Q3. 「1ドル=105円」になったら「買い」たい場合
Q4. 「1ドル=90円」になったら「買い」たい場合
↓↓↓
A1. 売りの指値注文
「10」円の利益が確定します。
A2. 売りの逆指値注文
損切りをして、損失を「5円」に抑えます。
A3. 買いの逆指値注文
今後の上昇を見込んで、レートの上昇に合わせて買います。
A4. 買いの指値注文
レートが安い時にお得に買います。
「指値注文」のメリット
指値注文は、約定する時の価格があらかじめ分かっているので、自分の希望する価格で注文をすることが出来ます。
「指値注文」のデメリット
「1ドル=100円になったら買います」と買いの指値注文を出しても、自分の思い通りにレートが動くとは限りません。
そのため、自分の希望した通りにレートが変動しないと取引が成立せず、場合によってはいつまでたっても取引が成立しないこともあります。
「逆指値注文」のメリット
逆指値注文は、損切り注文として使うことが出来、自分の予想が外れた場合にあらかじめ決めた価格で決済し、損失の拡大を防ぐことができるのが大きなメリットです。
FXで勝つためには、損失を如何に抑えるかが重要になってきますので、早めに損切りをすることは非常に重要です。
「逆指値注文」のデメリット
逆指値注文のデメリットは、指定した価格と実際に決済される価格にズレが生じる事があることです。(これを「スリッページ」と呼びます)
例えば、レートが大幅に下がっている時は売りたい人が多く、その中で自分も売り注文を出すことになるので、自分にとって不利なレートで約定してしまう場合があります。
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