FX取引をしている人にとって、FXで生活している専業トレーダーは憧れの存在ではないでしょうか。
ここでは、そんな専業トレーダーになるための方法などについて見ていきたいと思います。
専業トレーダーになるだけならとっても簡単(笑)
専業トレーダーになる方法は、実はとっても簡単です。
企業など会社に勤めている方は、その会社を辞めて、FX口座を開設して取引を行うだけです!
これであなたも立派な専業トレーダーです(笑)
しかし、当然ですがこれで生活していけるかと言ったら、話は別です。
では、専業トレーダーとして生活していくためには、どうしたらいいのでしょうか。
専業トレーダーになるために最低限必要な条件
専業トレーダーになるための最低限必要となる条件は、2つあります。
継続して安定した収益を出せる実力があること
継続して安定した収益を出せることが、専業トレーダーになるために一番重要だと言えます。
どんなに優秀なトレーダーでも勝率100%なんて人はいません。必ず負けることはあります。
トータルで見た時に、いかにして利益を出すことが出来るかが、重要になってくるのです。
一定期間利益を出すだけならさほど難しくないのですが、長期間安定して利益を出し続けることは非常に難しく、全体のおよそ1割程度しかいないとも言われています。
FXを専業にして生活していくためには、その1割の中でもさらに限られた人の中に入らなければなりません。
精神面・健康面でしっかり自己管理ができること
企業に勤めている時は、時間的拘束はされますが、毎月一定額以上の給料を得ることが出来るので、精神的なプレッシャーはさほど感じることが無いかもしれませんが、専業トレーダーになると自由な時間を得られる反面、経済的な安定性は失うことになります。
そのため、負けが続いた時など、精神的ストレスを感じやすくなり、冷静な判断でトレードが出来なくなってしまいやすい傾向にあります。
また、毎日決まった時間に会社に行く必要がなくなるので、生活が不規則になったり、運動不足にもなりがちです。
このような点から、精神面や健康面でしっかりと自己管理ができる必要があります。
健康面については、習慣化することで徐々に慣れていくことが出来るかと思いますが、精神面については、経済的余裕が無いとなかなか難しいところだと思いますので、ある程度貯金がある状態で始めた方が良いでしょう。
専業トレーダーになるメリット
専業トレーダーになると以下のようなメリットがあります。
- 収入に上限が無い
- 時間を自由に使える
- 会社に行く必要が無い
- 煩わしい人間関係が無い
- 学歴・職歴は関係無い
- 定年退職が無い
- 好きな時に遊びに行ける・旅行に行ける
- 安定して勝てるようになってくるとストレスがかからない
- 平日の空いている時間に色々な所に行ける
- スーツを着る必要が無い
- 相場の動きを一日中見ることが出来る
- ゆっくり自分のペースで取引できる
- チャンスを逃さない
- FXの勉強に十分時間を充てられる
デメリット
反対に、専業トレーダーになるデメリットもありますので、しっかりと把握しておくようにしましょう。
安定した収入を得ることが難しい
毎月決まった給料がもらえるわけでは無いので、相場の状況や自分の腕次第で収入額が変わってきます。
ある程度安定して勝てるようになったとしても、必ず勝てるという保証はありません。月間収支がマイナスになることだってあり得ます。
経済状況が悪化してトレードができない日があったり、病気や入院で長期間トレードが出来なくなることだってあります。
社会的信用がない
法人のFX専業トレーダーであれば良いですが、個人のFX専業トレーダーでは社会的信用がありません。
賃貸物件の契約が出来なかったり、住宅ローンの審査が通らなかったり、クレジットカードを作ることが出来なかったりと、色々な支障が出る可能性があります。
また、子供や妻などの家族がいる場合、「お父さん(夫)の仕事は何?」と聞かれた時に「FX専業トレーダー」と答えると、周りから不審がられるかもしれません。
精神的にきつい、ストレスが溜まる
基本的にFXは一人での戦いですので、お金に余裕が出来ても、精神的余裕が無くなってしまいがちです。
毎日毎日誰とも会話もせず、ひたすら利益を出し続けなくてはならないとなると、非常に精神的にきつかったり、ストレスが溜まってくるものです。
不規則な生活になりがち
睡眠・食事・運動といった規則正しい生活を毎日送るように心掛けることが出来れば問題無いのですが、しっかり管理する意識が無いと、どうしても不規則な生活になりがちです。
特に、パソコンの前に張り付いていることが多いので運動不足になりやすく、また、FXで勝てるようになってくるとお金は十分あるので、外食ばかりになってしまいやすいです。
FXで勝つためには、健康でいることも重要です。しっかり自己管理できるようにする必要があります。
サラリーマンのような福利厚生が無い
当然、企業に勤めていないので、サラリーマンのような福利厚生はありません。
厚生年金や雇用保険が無いのが一番のデメリットだと思います。
老後など働けなくなった時に備えて、自身で蓄えておく必要があります。
人付き合いが極端に減る
FXは一人で黙々とトレードすることになるので、人付き合いは極端に減ることになります。
自ら動かない限り、新しい出会いは期待することはできません。
今ある交友関係を大事にしたり、セミナーや交流会など積極的に顔を出すようにするといいでしょう。
専業トレーダーの一日のスケジュール
専業トレーダーの一日のスケジュールはどうなっているのか、大まかに見てみると以下のようになっています。
8:00~9:00 | 起床・朝食 |
---|---|
9:00~12:00 | 経済ニュースチェック・トレード |
12:00~13:00 | 昼食 |
13:00~15:00 | トレード |
15:00~16:00 | 休憩・散歩 |
16:00~19:00 | トレード |
19:00~20:00 | 夕食 |
20:00~24:00 | トレード |
24:00~25:00 | 入浴・リラックスタイム |
25:00~ | 就寝 |
以上が大まかな一日の流れです。
もちろん、日によって違いますし、人によっても違いがあります。
大きなリスクがあることをしっかりと意識すること
専業トレーダーになるということは、大きなリスクがあるということをしっかりと意識するようにしましょう。
専業トレーダーになると、いかに給料がありがたいものだったか実感する、といった声をよく聞きます。
また、年金や各種保険、住民税など今まで給与から支払われていたものも、すべてFXの収益から支払わなくてはならなくなるので、思った以上に手元にお金が残らないこともあります。
FXで生活することに憧れて専業トレーダーになったものの、思うようにいかず、会社員に戻ろうと思っても、離職期間が長く、再就職先が見つからない場合だってあります。
専業トレーダーを目指すにあたっては、最悪のケースを想定して、それでもやっていけるかどうか、しっかり考えるようにしましょう。
専業トレーダーになるなら使いたいFX会社
専業トレーダーになるなら使いたい、おすすめのFX会社を紹介します。
ヒロセ通商
顧客満足度の高いFX業者として評判なのが「ヒロセ通商」です。
コストや取引ツール、約定力など、全てにおいてトップクラスとなっています。
キャンペーンが豊富で面白いのもおすすめポイントです。
専業トレーダーを目指すのであれば、ぜひとも使いたいFX業者です。
DMM FX
スプレッドはほとんどの通貨ペアで業界最狭水準となっていますので、とにかくコストを抑えた取引を可能としています。
国内口座数第1位の実績もあり、間違いなく実力・人気ともにトップクラスのFX業者です。
取引ツールは高機能で使いやすいので、初心者~上級者まで満足できる内容となっています。
GMOクリック証券
DMM FX同様、スプレッドが業界最狭水準であり、コストを抑えた取引が可能です。
独自システムである「はっちゅう君FXプラス」は、チャートなどの他の情報を見ながら、1クリックで新規注文や決済をすることができるので、とても便利です。
初心者にも分かりやすい設計になっていて使いやすいのも、おすすめポイントです。