FXを始める前に、まずはFXの仕組みを理解しましょう。
FX取引は2種類の通貨を交換すること
FXは正式には「外国為替証拠金取引」と言いまして、簡単に言うと2種類の通貨を交換して、その差益を得ることを目的とした取引です。
日本円を米ドルやユーロに交換したり、反対に米ドルやユーロを日本円に交換することで、損益を得る仕組みです。
もちろん、外国通貨同士の交換、米ドルをユーロに交換する取引も可能です。
利益・損失が出るのはどうして？
2国間の通貨を交換する時の取引価格や相場のことを、「為替レート」と言うのですが、この為替レートというのは、それぞれの国における経済状況や金利、政治状況などによって、常に変動しています。
例えば、
「1ドル ＝ 100円」の為替レートの時に、ドルを購入し、
「1ドル ＝ 120円」に為替レートが変動したタイミングで、購入したドルを売ったとすると、
「120円 － 100円 ＝ 20円」で、20円の利益が出ることになります。
反対に、
「1ドル ＝ 120円」の為替レートの時に、ドルを購入し、
「1ドル ＝ 100円」に為替レートが変動したタイミングで、購入したドルを売ってしまうと、
「100円 － 120円 ＝ －20円」で、20円の損失が出ることになります。
FXは基本的にはこのような仕組みになっており、至ってシンプルです。
通貨にはどんな種類があるの？
国によって違った通貨を使っているので、外国為替というものが存在します。
では、FXで取り扱っている通貨にはどんな種類があるのかと言うと、各FX会社によって違ってきます。
基本的には日本円と米ドルの取引がメインとなることがほとんどですが、ユーロや英ポンド、NZドル、豪ドル、スイスフラン、香港ドル、トルコリラ等、様々な通貨を取り扱っているところもあります。
FX会社を選ぶ際、どんな通貨を取り扱っているかチェックしてみるといいでしょう。
FXは「売り」からスタートすることもできる
FXは「売り」からスタートすることができるのも大きな特徴です。
将来的に値下がりすると予想される通貨を売って、値下がりしたら通貨を買い戻す取引になります。
つまり、FX会社に通貨を借りて売り、その後通貨の価値が下がったところで、買い戻して返すイメージです。
分かりやすく言うと、借りたものを高く売って、安く買い戻して利益を得る感じです。
例えば、友達に借りた本を中古書店などで「1,000円」で売って、後にその本を「600円」で買い戻して友達に返せば、手元に「400円」が残りますね
まとめ
FXの仕組みを簡単にまとめると、
「通貨を安く買って高く売る」
「通貨を高く売って安く買う」
ということになります。
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