IFD「If done（イフダン）」注文について詳しく解説します。
IFD注文とは
IFD（アイエフディー）注文とは、「買い」と「売り」のセット注文のことであり、一度で二つの注文を出す方法です。
新規注文を行い、その新規注文が成立したら、二つ目の注文が自動で行われます。
例えば、
「1ドル＝110円」の時にドルの「買い」注文、「1ドル＝115円」になったらドルの「売り」注文、この二つの注文を同時に行います。
二つ目の注文は、一つ目の注文が成立しない限り行われることはありません。
上記例では「買い」→「売り」ですが、「売り」→「買い」のIFD注文も可能です。
IFD注文の例
IFD注文は、どういった時に有効なのか、その例を紹介します。
利益を確定（指値）
現在「1ドル＝110円」のレートであり、ここから「1ドル＝105円」まで下がると予想し「買い」注文、その後「1ドル＝115円」まで上がると予想し「売り」注文、といった内容のIFD注文を出したとします。
そして予想通りにドルが下がり、一つ目の注文「1ドル＝105円」での「買い」が成立し、その後予想通りにドルが上がり「1ドル＝115円」での「売り」が成立したとします。
すると、「115円－105円＝10円」の利益が確定したことになります。
利益を確定（逆指値）
現在「1ドル＝110円」のレートであり、ここからドルがかなり上がると予想し、「1ドル＝111円」の時に「買い」注文、その後さらに上がると予想し、「1ドル＝120円」まで上がると予想し「売り」注文、といった内容のIFD注文を出したとします。
そして予想通りにドルが上がり、一つ目の注文「1ドル＝111円」での「買い」が成立し、その後予想通りさらにドルが上がり「1ドル＝120円」での「売り」が成立したとします。
すると、「120円－111円＝9円」の利益が確定したことになります。
損失を限定
現在「1ドル＝110円」のレートであり、ここから「1ドル＝105円」まで下がると予想し「買い」注文、その後ドルが上がると予想しますが、利益を伸ばしたいので利益確定の注文は出さずに、「1ドル＝104円」になったら「売り」注文という、リスク回避のためのIFD注文を出します。
そして予想通りにドルが下がり、一つ目の注文「1ドル＝105円」での「買い」が成立しますが、その後予想とは反対にドルが下がってしまい「1ドル＝104円」で「売り」注文が成立し、「105円－104円＝1円」の損失が確定しました。
このように、損失を抑えることを目的に行われることもあります。
IFD注文のメリット
IFD注文のメリットは、予想通りに相場が変動すれば、自動的に利益が確定される点です。
自動的に利益が確定されるので、一度注文を出してしまえば、常にパソコンの前に張り付いている必要が無く、日中仕事をしている方など忙しい人におすすめです。
IFD注文のデメリット
IFD注文は、1つの新規注文に対して1つの決済注文しか出すことができません。
例えば、
1つの新規注文に、利益確定の決済注文を出したとします。
この時、もし予想が外れて逆方向へ相場が変動した場合、損切りは自分で手動で行う必要があります。
損切りの決済注文を出しておけば、予想に反して逆方向へ相場が変動した場合に、自動で損切りを行ってくれますが、予想通りに相場が動いた時の利益確定は、自分で手動で行う必要があります。
OCO注文との違いは？
似たような注文方法としてOCO注文があります。OCO注文との違いについてもしっかり理解しておきましょう。
IFD注文は、一つ目の注文が成立したら、二つ目の注文が発注されますが、
OCO注文は、二つの注文が同時に発注され、どちらか一つが成立されると、もう一つの発注はキャンセルされます。
例えば、
既に「1ドル＝110円」で買いポジションを保有しており、そこで「利益確定」のための「1ドル＝115円」での「売り」注文、「損失限定」のための「1ドル＝105円」での「売り」注文、という二つの注文を同時に行います。
どちらか一方が成立すると、もう片方の注文はキャンセルされます。
今よりもレートが上がったら○○円で売りたい（買いたい）、反対に下がったら○○円で買いたい（売りたい）といった場合分けの取引を行うことが出来ます。
FXで勝つためには口座選びも重要！
ＦＸブロードネット
FXブロードネットは老舗のFX業者であり、ドル円・ユーロドル・ユーロ円といった主要通貨ペアのスプレッドが業界最狭水準となっています。
また、自動売買ツール「トラッキングトレード」が利用できるのも大きなメリットです。
「トラッキングトレード」は、最初に設定しておけば、レンジが動いた場合でも自動で追尾してオーダーをしてくれるので、後は放置してしまうといったことも可能です。
裁量トレードではなかなか結果が出なかったという人にもおすすめです。
マネーパートナーズ
マネーパートナーズは、約定力の高さに定評があるFX業者であり、スリッページが起きるリスクを最小限に抑えることが出来ます。
「100通貨単位」で取引できる「パートナーズFX nano」も用意されているので、少ない資金で取引を開始することも可能です。
また、スプレッドは原則固定となっていて、経済指標時でもスプレッド幅がほとんど拡大することはありません。
取引ツールは高機能で初心者でも使いやすく、56種類のテクニカル搭載なので、中・上級者でも満足できるツールとなっています。
LIGHT FX
LIGHT FXは、トレイダーズ証券が提供するFXに特化した取引システムです。
LIGHTという名の通り、ライトな気分でFX取引が出来るというのをコンセプトとしており、まさにシンプルイズベストなFX口座となっています。
初心者やFX取引のみに集中したい人におすすめ！
スプレッドはドル円（0.3銭）だけでなく、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円など主要通貨も業界最狭水準となっています。
さらにトルコリラ/円・メキシコペソ/円・南アフリカランド/円といった高金利通貨のスワップポイントが業界最高水準です。
