IFO(アイエフオー)注文とは
IFO注文とは、IFD(イフダン)注文とOCO(オーシーオー)注文を組み合わせた注文方法のことを言います。
IFD注文は一度に二つの注文(新規・決済)を出す方法であり、OCO注文は二つの決済注文を同時に発注する方法です。
つまりIFO注文は、新規注文をしてその新規注文が成立した後、OCO注文が発動されて利益確定の指値注文と、損切り逆指値注文を出すことが出来るものになります。
どちらかの決済注文が成立すると、もう片方の決済注文は自動的に取り消され、取引が終了します。
IFO注文の例
「1ドル=100円」で「買い」の新規指値注文を発注し、この新規注文が約定した場合を想定して、2つの決済注文(1つは「1ドル=104円」の利益確定の指値注文、もう1つは「1ドル=98円」の損切り逆指値注文)を出します。
この場合、「1ドル=100円」で新規注文約定後、「1ドル=104円」になれば利益が確定し、取引が終了します。
また、「1ドル=100円」で新規注文約定後、「1ドル=98円」になれば損切りをして取引が終了します。
売りから入る場合の例
売りから入る場合の例も見てみましょう。
「1ドル=100円」で「売り」の新規注文を発注し、この新規注文が約定した場合を想定して、2つの決済注文(1つは「1ドル=102円」の損切り注文、もう1つは「1ドル=95円」の利益確定注文)を出します。
この場合、「1ドル=100円」で新規注文約定後、「1ドル=95円」になれば利益が確定し、取引が終了します。
また、「1ドル=100円」で新規注文約定後、「1ドル=102円」になれば損切りをして取引が終了します。
IFO注文のメリット・デメリット
メリット
IFO注文は、利益確定と損切りの両方の注文を同時に出すことができるので、リスク管理をしつつ利益も伸ばすことが出来るのが大きなメリットです。
また、一度設定して注文を出してしまえば放置でOKなので、常にパソコンの前にいる必要も無く、感情に惑わされること無くルール通りの取引ができるのも、大きなメリットでしょう。
普段仕事や家事などで忙しい方におすすめです。
デメリット
IFO注文は、トリガーとなる新規注文(IFD注文)が成立しないと取引が始まることがなく、その後指定した価格に達しないと、永久に決済することはありません。
そのため、指定する価格は、注文時点のレートに近い価格でそれぞれ注文を出す必要があります。
また、指定した価格に達した時点で確実に利益確定してしまうので、想像以上にレートが動いたとしても、利益を伸ばすことができません。
IFO注文が使えるおすすめFX会社
IFO注文は基本的にはどのFX会社でも使えますが、IFO注文が使える中でもおすすめのFX会社を紹介します。
GMOクリック証券
GMOクリック証券は、FX取引高世界No.1の実績を持つ人気のFX会社です。
人気の秘密は、業界トップクラスのスプレッドの狭さを誇る点でしょう。
また、スワップポイントも高く、総合的に非常に優れたFX会社となっています。
外為オンライン
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