FXのRSIの見方や使い方とは？正しいトレード手法を身に付けよう！

RSIとは

RSI（Relative Stength Index）とは、現在の相場が上昇・下降どちらに傾いているかを表し、買われすぎ・売られすぎを割合で示したテクニカル指数のことを言います。

このRSIは、主にレンジ相場にて効果を発揮します。

RSIの見方・使い方

RSIの見方ですが、70％以上になると「買われすぎ」でその後下降する可能性が高く、30％以下では「売られすぎ」でその後上昇する可能性が高いと見ることができます。

つまり、RSIの数値が70以上になったら「逆張り売り」、RSIの数値が30以下になったら「逆張り買い」と判断できるタイミングとなります。

しかし、「70以上になったら売り」「30以下になったら買い」と単純に判断していては、利益を上げることが出来ないので注意が必要です。

例えば、強力な上昇トレンドにある時にRSIの数値が70以上になっても、その後下降することなく天井に張り付いてしまうことがあります。こうした状況で「逆張り売り」をしても、損失が増えてしまうだけです。

そのため、こうした展開を回避するために、マーケットの方向感がほとんど無い時や、緩やかなトレンドの時に使うようにするといいでしょう。

RSIの期間設定

RSIの期間設定はどうすればいいのかというと、特に正解というものは無く、トレーダーによって様々です。

一般的に使われている数値を挙げるとすると、日足では「9日」「14日」「22日」「42日」「52日」、週足であれば「9週」や「13週」等です。

これらはあくまでも参考程度にするようにしてください。

本当に効果が出るものはどれか、自らで研究、検証を繰り返し見つけるようにするといいでしょう。

RSIの計算式

RSIの計算式は、2パターンあるので、見ていきましょう。

※期間を14日間と見た場合

◆最初の期間（14日間）を求める式

RSI＝A÷（A＋B）×100

A⇒期間中（14日間）の値上がり幅の平均
B⇒期間中（14日間）の値下がり幅の平均

◆2日目以降の期間（14日間）を求める式

RSI＝A’÷（A’＋B’）×100

A’⇒（前の足で算出したRSI×13＋当日の値上がり幅）÷14
B’⇒（前の足で算出したRSI×13＋当日の値下がり幅）÷14

RSIのトレード手法

RSIでは買われすぎと売られすぎを判断することができるので、基本的には逆張りで考えます。

RSIの数値が70以上になったら「売り」、RSIの数値が30以下になったら「買い」といったスタイルになります。

ただし、すでに述べた通り、単純にRSIが30％や70％を超えたタイミングでエントリーをすると、張り付きというRSIの弱点が出てしまう可能性があります。

強力なトレンドにある時に、張り付きの可能性が高くなるので、マーケットの方向感がほとんど無い時や、緩やかなトレンドの時に使うと、張り付きの可能性を低くすることができます。

また、反転するまで待つことでも回避することができます。

さらに、RSI単独でトレードするのもいいですが、他のテクニカルと併せてトレードするのもいいでしょう。

例えば、RSIと移動平均との組み合わせた例ですが、長期移動平均線の上でRSIの数値が低くなった場合、押し目とみなして「買い」、長期移動平均線の上でRSIの数値が高くなった場合、戻り高値とみなして「売り」と判断する方法などがあります。

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