スリッページとは
スリッページとは、注文した際の価格と、実際に取引が成立(約定)した際の価格差のことを言います。
投資家にとって有利に働く場合もありますが、不利なレートになって約定してしまう場合もあります。
相場の急落や市場状況によって、スリッページが大きくなることもあります。
スリッページの例
米ドルでの取引を例に見てみましょう。
例えば、「1ドル=100.00円」のレートの時に、買いの注文を出したのに、実際に約定した時のレートが「1ドル=100.01円」になってしまった場合、「0.01円」がスリッページということになります。
この時、1万ドルの購入をしていたとすると10,000×0.01=100円のスリップということになります。
スリッページが起きるのはどうして?
スリッページが起きる原因は、為替レートの変動によるものです。
為替レートは、常にコンマ秒単位で動いており、投資家が注文を出してFX業者に届くまでの、ほんのコンマ数秒の間にも変動しているため、こうしたスリッページが起きるのです。
FX業者によって、システムの処理速度は異なるので、スリッページが起きやすい会社もあれば、起きにくい会社もあるということです。
FX会社によっては許容できるスリッページを設定できる
「みんなのFX」のように、スリッページ対策として、注文の際にスリッページの許容限度幅を設定することができるFX会社もあります。
許容限度幅を「5銭」に設定すると、注文価格と約定価格の差を「5銭」まで許容するということになります。
スリッページ避けて価格を優先させたい場合は、許容限度幅を狭く設定します。取引を成立(約定)させることを優先したい場合は、反対に許容限度幅を広く設定すればいいのです。
スリッページなしのFX会社
スリッページは絶対嫌だ!という人は、スリッページが無いFX会社を選ぶという手もあります。
スリッページ・約定拒否が無いFX会社と言えば、「マネーパートナーズ」です。
マネーパートナーズFX nanoは圧倒的な約定力の高さを誇るので、ほぼスリップすることはありません。スリッページ無しでトレードしたい方には非常におすすめです。