FXの利食いとは？最適なタイミングっていつ？

利食いとは

利食いとは、保有しているポジションを解消して利益を確定させることを言います。

購入した通貨が値上がりした時に売って利益を得ることを「利食い売り」と言い、
売りから入って値下がりした時に通過を買い戻して利益を得ることを「利食い買い」と言います。

利食いの反対は「損切り」

利食いの反対は「損切り」です。

損切りは、相場が予想とは反対に動いてしまった場合に、これ以上損失が拡大しないように決済をして、早めに損失を確定させることです。

FXで勝つためには、いかに損失を最小限に抑えるかが重要になってきます。

利食いだけでなく、損切りも適切に行えるようにし、リスク管理をしっかりと出来るようにしましょう。

利食いをする理想のタイミングは？

利食いはどのタイミングで行えばいいのか、悩むことも多いと思います。

「利食いは急がず、損切りは急げ」がFXの鉄則ではありますが、あまり利益を伸ばそうと待ちすぎてしまうと、得られるはずの利益が得られなかったり、場合によっては損をしてしまうこともあります。

では、利食いをする理想のタイミングとはいつなんでしょうか。

利食いは難しい？

理想を言うと、相場のピークになった時に利食いを行うのが一番なのですが、誰も未来のことなんて分からないので、そう上手くはいきません。

利食いをした後にまだまだ相場が上がっていくと「利食いが早すぎ」ということになりますし、利食いをせずに相場が下がってきてしまうと「利食いが遅かった」となってしまいます。

利食いのポイント

では、利食いのポイントを紹介します。

基本的には「利食いは急がず、損切りは急げ」が望ましいです。

なぜなら、利食いを行う時と言うのは、自分の予想通りに相場が動いている時ですので、慌てる必要は全くありません。

もし相場が思っていたよりも上がらず下がってきてしまったとしても、利益が少し減るくらいで済みます。

早めに利食いをしてしまうと利益を伸ばすことができません。

利益を伸ばせる時に伸ばしておかないと、トータルで勝つことはできません。

反対に、損切りは自分の予想が外れていますので、損失が拡大する前に早めに決済してしまう方が良いでしょう。

利食いのポイントは遠目に、損切りのポイントは近くに置くという意識をしっかり持つようにしましょう。

利食いと損益の理想の比率は？

損切りを「1」とした場合、利食いを「2～4」くらいにするのが良いでしょう。

この場合、損失の許容額が「1万円」だとしたら、「2万円～4万円」まで利食いは行わないということになります。

この、利食いと損益の比率のことを「リスクリワードレシオ」と言います。

初心者のうちは、こうして機械的に利食い幅を決めてしまえば迷うこともありませんし、勝率が40％～50％程度でもトータルで勝つことができるのでおすすめです。

最後は経験がモノを言う

相場の変動は、世界中のありとあらゆる事柄が材料となりますので、100％予測を的中させることは不可能です。

しかし、「まだまだ相場が伸びそう」「これ以上相場は伸びなさそう」といった感覚は、ある程度トレードの経験を積むことで掴めるようになってきます。

まずは機械的に利食い幅を決めてトレードを繰り返し、経験を積んでいくようにしましょう。

そうすることで、徐々にポイントが分かるようになってくるはずです。

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