移動平均乖離率を使ったトレード手法について紹介します。
乖離率とは
乖離率とは、価格が移動平均線からどれくらい離れているかを表した比率を示す、テクニカル指標のことを言います。
価格が移動平均線から大きく離れると、これ以上価格が上がらない・下がらないといった、相場が反転するタイミングとして判断するのに役立ちます。
移動平均線だけで判断しようとすると、相場が急変した際、トレンド転換の判断が遅れてしまうことが多いのですが、乖離率を使用することでこうした判断の遅れを回避することができます。
価格が移動平均線と同じ場合、乖離率は「0%」で、価格が移動平均線の上側にある場合「上方乖離」、下側にある場合「下方乖離」と言います。
大きく上方乖離している時は、利食いの売りのサインで下降に転じるかのヒントになり、反対に大きく下方乖離している時は、利食いの買いのサインで上昇に転じるかのヒントになります。
乖離率の計算式
乖離率は、以下の計算式で算出することができます。
乖離率 = ((当日終値-移動平均) ÷ 移動平均) × 100(%)
乖離率の見方
価格が移動平均線と同じ場合、乖離率は「0%」となります。
価格が移動平均線の上側の場合、「上方乖離」と言い、価格が移動平均線の下側の場合、「下方乖離」と言います。
乖離率の具体的な数値は、使用している移動平均線の日数足の長さによって異なってくるので、売買ポイントは過去の乖離率の動きを参考にして判断します。
基本的には、乖離率が上側に大きく動いた場合は「売り」、乖離率が下側に大きく動いた場合は「買い」、と判断するシグナルとすることが出来ます。
乖離率を使ったトレード手法の紹介
逆張りを狙った手法
移動平均線から大きく乖離した場所での逆張りが、乖離率を使った基本的なトレード手法となります。
しかし、リアルタイムで天井がどこか、底がどこか、といったことを判断するのは非常に難しいので、移動平均乖離率にトレンドラインを引く方法がおすすめです。
乖離率の高値と安値にラインを引いて、乖離率がトレンドラインに触れた時に、逆張りでエントリーする方法です。
トレンドラインを利用した手法
次は移動平均乖離率自体にトレンドラインを引く手法になります。
このトレンドラインを上に抜けたら「買い」、反対に下に抜けたらに「売り」といった方法です。
ダイバージェンスを利用した手法
今度は乖離率のダイバージェンスを利用したトレード手法になります。
ダイバージェンスは「逆行現象」とも呼ばれており、実際のレートとテクニカル指標の動きが逆の動きをすることを言います。
例えば、為替レートが高値を指しているにも関わらず、乖離率の高値が切り下がっている場合です。
この場合、上昇トレンドの終わりが近いことを予測することができます。
反対に、為替レートが安値を指しているにも関わらず、乖離率の安値が切り上がっている場合、下落トレンドの終わりが近いことを予測することができます。
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