FX移動平均線とは?見方や分析法など分かりやすく解説

FX移動平均線とは?見方や分析法など分かりやすく解説

移動平均線は、FXの代表的なテクニカル分析の内の一つです。

価格トレンドの方向性を判断するのに非常に有効な指標である移動平均線について、詳しく解説します。

移動平均線とは

移動平均線とは、ある一定期間内にトレーダー達が売買した価格を平均化して、チャート上に線グラフとして表示するもののことを言います。

このテクニカル指標によって、相場のトレンドを掴むことが出来、今後の値動きがどうなるか予測するのに役立ちます。

期間によって分類できる

移動平均線は、「短期線」「中期線」「長期線」と、期間によって分類することができるのですが、特に期間の日数には決まりがありません。

「短期線」の場合、トレンドの転換への反応が早いというメリットがある反面、ちょっとした値動きにも反応してしまい、上昇トレンドで無い時に上昇線を描いてしまう等の、誤ったグラフを表示してしまうことがあります。これを「ダマシ」と言います。

反対に「長期線」の場合は、短期線では起こりやすい「ダマシ」が発生することは少ないですが、トレンドの転換への反応が遅くなりやすいです。

それぞれのメリット・デメリットを活かして、複数の移動平均線を表示して、正しい判断が出来るようになりましょう。

何日線を使えば良いか

FX初心者は、何日の移動平均線を使えばいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

結論から言ってしまうと、何日線でもOKです。

私は、「5日線」「20日線」「50日線」「200日線」の組み合わせを良く使います。

他にも、「13日線」「26日線」や、「21日線」「75日線」など、その時によって様々な組み合わせで使います。

自分の好きなように組み合わせて問題ありません。

基本的な移動平均線の見方を覚えよう

初心者はまず、移動平均線の基本的な見方を覚える必要があります。

移動平均線はローソク足を追って描かれる

移動平均線は、ローソク足が上昇していくと、ローソク足を追いかけるように上向きに描かれていきます。

反対に、ローソク足が下落していくと、ローソク足を追いかけるように下向きに描かれていきます。

つまり、移動平均線はローソク足を先導して描かれていくわけではなく、ローソク足を追って描かれていくものになります。

ローソク足は現在価格を表し、移動平均線は複数のローソク足の平均を表しているので、当然と言えば当然なのですが、前提として非常に重要なことですので、しっかりと認識しておくようにしましょう。

ローソク足との位置関係が重要

そして移動平均線とローソク足との位置関係も非常に重要です。

移動平均線よりも、ローソク足が「上」にある時は「強気」相場であると言えます。

反対に
移動平均線よりも、ローソク足が「下」にある時は「弱気」相場であると言えます。

それぞれ別々に見るのではなく、移動平均線とローソク足両方を合わせて見ることで、より相場状況を把握しやすくなります。

基本的なことですが、こちらも非常に重要なことですので、しっかりと認識しておくようにしましょう。

移動平均線の種類

移動平均線の種類を紹介します。

単純移動平均線(SMA)

単純移動平均線(SMA)は、最も基本となる移動平均線であり、単純にローソク足本分の終値を平均化したものになります。

シンプル且つ一番の基本となりますので、利用している方は最も多いです。

加重移動平均線(WMA)

加重移動平均線(WMA)は、ただローソク足本分の平均をするのではなく、新しい値の方が重要という考えの元、新しい値に加重をかけて算出したものになります。

そのため、単純移動平均線(SMA)よりも、現在に近い値に敏感に反応しやすいです。

修正移動平均線(MMA)

修正移動平均線(MMA)は、前回で算出した修正移動平均線(MMA)の値と、直近の終値を使って算出したものになります。

前回で算出した値を繰り返し使っていくので、滑らかな平均線になりやすいです。

指数平滑移動平均線(EMA)

指数平滑移動平均線(EMA)は、上記で紹介した修正移動平均線(MMA)の計算方法プラス、新しい値に加重をかけて算出したものになります。

そのため、修正移動平均線(MMA)よりも現在に近い値に敏感に反応しやすいです。

移動平均線の分析方法

移動平均線の分析方法は、1本の移動平均線だけでトレンドを予測するのは不十分であるため、期間の異なる2本の平均線で分析するのが一般的です。

期間の異なる平均線が交差した時の状況によって売買シグナルを判断することが出来ます。

代表的なものに「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」と呼ばれるものがあります。

ゴールデンクロスは、短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へ突き抜けることを言います。

これは、上昇トレンドに転換したことを意味する為、「買い」のシグナルと判断できます。

そしてデッドクロスは、短期移動平均線が長期移動平均線を上から下へ突き抜けることを言います。

これは、下降トレンドに転換したことを意味する為、「売り」のシグナルと判断できます。

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