移動平均線を見るうえで、ゴールデンクロスとデッドクロスは非常に重要になってきます。
ゴールデンクロスとは
ゴールデンクロスとは、短期移動平均線が中・長期移動平均線を下から上へ突き抜けることを言います。
下落気味であった相場が好転し、上昇傾向に転じたと見られるため「買い」のシグナルとして見ることが出来ます。
デッドクロスとは
デッドクロスとは、短期移動平均線が中・長期移動平均線を上から下へ突き抜けることを言います。
上昇傾向にあった相場が悪化し、下落傾向に転じたと見られるため「売り」のシグナルとして見ることが出来ます。
だましに注意
だましとは、ゴールデンクロスしたにも関わらず、相場が上昇せずに下落してしまうことです。
つまり、予想と逆の方向へ動いてしまうことです。
なぜこのようなことが起きてしまうかと言うと、ゴールデンクロスは非常に有名なシグナルの為、同時にそれを逆手にとって利益を得ようとする人も多いためです。
そのため、ゴールデンクロスしたからといって何も考えずに「買い」を行うのではなく、こうした「だまし」にもしっかりと対応して取引をしていく必要があります。
だましを減らす方法
では、だましにはどのように対応していけばいいのでしょう。
だましを減らす方法を紹介します。
ゴールデンクロスの場合
ゴールデンクロスをしていても、中・長期移動平均線が下を向いている時に「買い」のエントリーをすると「だまし」に合いやすいです。
中・長期移動平均線が「横ばい」または「上向き」の時にトレンドが発生しやすくなるので、この時に「買い」のエントリーをすると、「だまし」の発生を防ぎやすくなります。
デッドクロスの場合
デッドクロスの場合は、中・長期移動平均線が「横ばい」または「下向き」の時に信頼度が高く「だまし」に合いにくいです。
ゴールデンクロスやデッドクロスの時に売買する際は中・長期移動平均線の向きに注目するようにしましょう。
まとめ
テクニカル分析の基礎である「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」について紹介しました。
超基本的なことですが、この手法を知っているだけでも勝率は大きく変わってくるので、侮れません。
早速トレードに取り入れてみましょう。
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