OCO(オーシーオー)注文とは
OCO(オーシーオー)注文とは、2つの注文を同時に出して、どちらか一方の注文が約定したらもう一方の注文が取り消しになる注文方法のことを言います。
レートが上昇したらいくらで売りたい、反対に下落したらいくらで売りたい、といったような場合分けの注文を出すことが出来るものになります。
指値注文、逆指値注文どちらでも可能です。
OCO注文の例
「1ドル=100円」でドル円の買ポジションを保有しているとします。
レートが上昇し「1ドル=105円」になったら利益確定の指値売り、反対にレートが下落して「1ドル=99円」になったら損失限定のストップ売りという「OCO注文」を出します。
■予想が的中して相場が上昇した場合
実際に相場が上昇し、「1ドル=105円」の売り指値注文が成立すると、「5円」の利益が確定し、「1ドル=99円」のストップ売り注文はキャンセルとなります。
■予想が外れて相場が下落した場合
予想が外れて相場が下落し、「1ドル=99円」のストップ売り注文が成立すると、損切りが行われ「1円」の損失となります。「1ドル=105円」の売り指値注文はキャンセルとなります。
OCO注文の使い方
上記で紹介した、 利益確定と損切りの両方を指定する以外にも便利な使い方が出来ます。
すでにポジションを持っている時の例
「1ドル=100円」でドル円を購入したとします。
そして現在レートは「1ドル=102円」になっているとします。
この時、「1ドル=101円」での売り注文と、「1ドル=105円」での売り注文を出します。
そうすると、「1ドル=100円」で購入しているので、レートが上昇すれば利益を伸ばすことができ、反対にレートが下落してしまっても利益を生むことが出来ます。
新規注文(指値)の例
現在レートは「1ドル=100円」だとします。
この時、「1ドル=102円」での新規売り注文、「1ドル=98円」での新規買い注文を出すと言った、新規売り注文と新規買い注文を同時に出すことが出来ます。
レートがどちらかに動いて、一方の注文が約定すると、もう一方は自動的にキャンセルとなります。
新規注文(逆指値)の例
現在レートは「1ドル=100円」だとします。
この時、「1ドル=97円」での新規逆指値(ストップ)売り注文、「1ドル=103円」での新規逆指値(ストップ)買い注文を出します。
97円まで下がれば売りで入り、103円まで上がれば買いで入ることが出来ます。
どちらか一方の注文が約定すると、もう一方は自動的にキャンセルとなります。
OCO注文のメリットとデメリット
OCO注文のメリットとデメリットを紹介します。
メリット
利益確定と損失限定を同時に行えるのが大きなメリットでしょう。利益確定と損切りの組み合わせ以外にも、使い方に様々なバリエーションがあるのもメリットだと言えます。
また、注文を出しておくと、自動的にどちらかの注文が行われるので、チャートを常に見ている必要が無く、忙しい時や相場の予測が困難な時に便利です。
さらに、感情に左右されること無く、設定した通りに確実にトレードを実行してくれるのもメリットです。
デメリット
OCO注文は、値動きが激しい時にはチャンスを逃しやすいといったデメリットがあります。
もし、上下変動が激しい時に、一度でも損切りラインに触れてしまうと、もう一方の注文は自動でキャンセルされてしまうので、その後いくらレートが上昇しようと、無意味に終わってしまいます。
OCO注文が使用できるFX会社は?
OCO注文は、基本的にどのFX会社でも使用することが出来ます。
おすすめFX会社
OCO注文を行いたい人におすすめのFX会社を紹介します。
ヒロセ通商(LIONFX)
ヒロセ通商は、OCO注文はもちろん、トレール注文や時間指定注文など、多くの注文方法を利用することができます。
また、取り扱い通貨ペアが豊富であり、ほとんどの通貨ペアのスプレッドが業界最高水準の狭さを誇ります。
外為オンライン
初心者におすすめしたいのは外為オンラインです。
何と言っても、ツールが非常に使いやすく、抜群の知名度を誇るので安心して利用することができます。
また、独自のアナリストによるセミナーやコラムなどの、役立つコンテンツも充実しているので、初心者に優しいFX会社となっています。
DMMFX
DMMFXはFX口座数、国内NO.1の実績を持つ人気のFX会社です。
FXをやっている方のほとんどが口座を開設しています。
人気の秘密は、全通貨ペアでスプレッドが業界最狭水準であり、プロも納得の分析ツールや、為替情報が充実している点でしょう。
24時間のサポートにも対応しているので、夜間に何かトラブルがあったとしても安心です。